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正解・・・・
「おしゃか様」と「あみだ様」です。
ほとけ様の元の言葉は、インドのサンスクリット語の”Buddha”ですが、これは「(真理に)目覚めた人」のことです。
初期の上座部仏教では、仏陀は「おしゃか様」独りでしたが、後の時代には釈尊と同じく覚りを開いた方全てを指す言葉となりました。既に覚りを完成させた方を如来(にょらい)と呼び、覚りを目指して努力している方を菩薩(ぼさつ)と呼びましたが、有名なところでは、釈迦如来・大日如来・阿弥陀如来・薬師如来・観音菩薩・地蔵菩薩・弥勒菩薩・文殊菩薩・普賢菩薩…などなど多数のほとけ様が登場しました。また、有名な不動明王を始めとする明王部の諸尊も、如来が教えに従わない衆生に対し忿怒の相をとったもの(教令輪身)と解釈し、不動明王は、大日如来の忿怒相であると理解されました。従って、「ほとけ様」とは○○如来、○○菩薩、○○明王と呼ばれる方達だとご記憶下さい。
「ご先祖様」は尊崇すれば子孫を助けてくれる存在として、中国では大事にされましたが、これは「ほとけ様」ではありません。自分の子孫以外の人を救わないのであれば、差別(しゃべつ)となり、無分別智を持つ覚者(ほとけ様)の行いではありません。
「死んだ人」は仏教語では「亡者(もうじゃ)」と呼びます。死体を意味する「ホトケ」は警察関係の符丁が一般化したものです。